三国祭とは?
今に伝わる湊町三国の栄華
北陸三大祭の一つ「三国祭」で、山車屋台に大きな人形がのるという今日の形の山車(やま)をだすようになったのは、約300年程前からと伝えられています。
山車(やま)の高さは、明治中期には10メートル以上もあり、近郷の村々からも勇壮な武者人形の頭が見えたともいわれます。
現在の高さは、6.5メートルですが、日本海に育まれた湊町、三国の栄華と人々の気概は今も変わらず受け継がれています。
毎年作り替える山車人形と 子どもたちの
祭囃子で練り歩く三国の祭
福井県指定無形民俗文化財の「三国祭」は、三國神社で5月15日かの宮開式から5月21日の後日祭まで執り行われる格式ある神事です。
20日の中日祭では、三味線・笛・太鼓ばやしにのり、奉納する山車(やま)6基が三國神社前に集結します。
12時より神輿・山車発幸祭が執り行われ、13時に1番山車を先頭に巡行が開始されます。16時前後、駅前通りに1番山車を先頭に順次到着し、近迎えの各区青年会の若者が高張り提灯持参で集結、祭も最高潮に達します。
18時過ぎる頃から、各々の区へ戻る帰り山車は、露店の並ぶなか人の波を進み、曳き手と観客は一体となり、クライマックスを迎えます。